洋書初心者におすすめの英語の本15選 - 「初心者向け」の定番は本当にやさしい?語数で選ぶ4ステップ
「洋書を読んでみたい。でも何から読めばいいのか分からない」。そう思って調べると、WonderやHoles、ハリー・ポッターが「初心者におすすめ」として必ずと言っていいほど出てきます。
ところが、これらの本の語数を調べると、Holesで約4.7万語、Wonderで約7.3万語、ハリー・ポッター1巻で約7.7万語あります。英語を読み慣れていない人がいきなり読むと、1冊読み終わるのに何か月もかかります。このページでは、語数を見ながら、挫折せずに定番の原書までたどり着く道筋を紹介します。
15冊の語数を並べると、差がよく分かる
このページで紹介する15冊を、語数の棒グラフにしました。「初心者向け」の定番(STEP4)が、どれだけ長いかが分かります。
- STEP1Nate the Great1,594語
- STEP1Frog and Toad Are Friends1,727語
- STEP1Amelia Bedelia約2,000語(推定)
- STEP2Dracula(やさしい版)約6,400語(推定)
- STEP2Alice's Adventures in Wonderland(やさしい版)約6,400語(推定)
- STEP2Animal Farm(やさしい版)約9,000語(推定)
- STEP2The Great Gatsby(やさしい版)約10,000語(推定)
- STEP2Wonder(やさしい版)約10,500語(推定)
- STEP3Fantastic Mr Fox9,255語
- STEP3Because of Winn-Dixie22,123語
- STEP3Charlie and the Chocolate Factory30,644語
- STEP3Charlotte's Web31,938語
- STEP4Holes47,079語
- STEP4Wonder73,053語
- STEP4Harry Potter and the Philosopher's Stone76,944語
読むのにかかる時間で考えると、英語を読み慣れていない人の速さ(目安として1分に100語前後)なら、STEP1の本は20分ほど、Wonderは12時間以上かかります。
STEP1: まず1冊読み切る(1,500〜2,000語)
アメリカの子どもが最初に1人で読む本。15〜30分で読み終わり、「洋書を1冊読んだ」経験ができます。
STEP2: 有名作品の「やさしい版」を読む(6,000〜10,000語)
WonderやAnimal Farmなどの名作を、語彙を絞って書き直した版(Graded Readers)。話は原作のままで、長さは原作の数分の一です。
STEP3: 短めの原書に挑戦する(1万〜3万語)
書き直しのない本物の児童書。ロアルド・ダールなど、短くても大人が読んで面白い作品から。


Charlie and the Chocolate Factory
Roald Dahl

STEP4: 定番の原書を読む(4万語〜)
「初心者向け」とよく紹介される本は、実はここ。ステップ1〜3を越えてから読むと、挫折せずに楽しめます。
挫折しない読み方
- 辞書は引かずに読み進める— 1語ずつ調べていると、1ページ進むのに10分かかって嫌になります。意味が分からなくても話が追えていれば、そのまま進んでください。
- 知らない単語が1ページに3つ以上あったら、1段階下げる— 難しすぎる本を我慢して読むより、やさしい本をたくさん読むほうが、結果的に早く定番の原書にたどり着けます。
- つまらなければ途中でやめていい— 同じ段階の別の本に替えれば十分です。1冊にこだわらないのが、長く続けるコツです。
自分の英語力でどの段階から始めればいいか迷ったら、レベルの選び方を参考にしてください。TOEICや英検のスコア別のおすすめはTOEIC500点で読める本などのランキングにまとめています。
こうした「やさしい本をたくさん読む」読み方は、英語学習では多読と呼ばれています。興味があれば英語多読の始め方もどうぞ。
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