ハリーポッター原書の難易度と語数 - 何巻で100万語?全7巻データ
「ハリーポッターを原書で読む」は、英語多読でいちばん人気のある目標です。実際、TADOKUbase収録636冊の人気度データでも第1巻がダントツの1位(人気度23,120)。このページでは、必要な英語レベルと全7巻の語数データ、挫折しないための読み方をまとめます。
必要なレベル: CEFR B2(TOEIC 780〜900目安)
ハリーポッターの難易度はCEFR B2相当、Lexile指数で880〜980Lです。児童書に分類されますが、イギリス英語の口語表現と魔法界の造語(Muggle、Quidditchなど)が多く、体感難易度は数字より上に感じる人が多いです。TOEICなら780点以上、英検なら準1級が「辞書なしで楽しめる」目安。ただし造語はネイティブの子どもにとっても未知語なので、「知らない単語を文脈で楽しむ」という多読の姿勢さえあれば、B1後半からでも挑戦する価値はあります。
全7巻の語数一覧 - 何巻で100万語?
| 巻 | タイトル | 語数 | 累計語数 |
|---|---|---|---|
| 1 | Harry Potter and the Philosopher's Stone(賢者の石) | 76,944 | 76,944 |
| 2 | Harry Potter and the Chamber of Secrets(秘密の部屋) | 85,141 | 162,085 |
| 3 | Harry Potter and the Prisoner of Azkaban(アズカバンの囚人) | 107,253 | 269,338 |
| 4 | Harry Potter and the Goblet of Fire(炎のゴブレット) | 190,637 | 459,975 |
| 5 | Harry Potter and the Order of the Phoenix(不死鳥の騎士団) | 257,045 | 717,020 |
| 6 | Harry Potter and the Half-Blood Prince(謎のプリンス) | 168,923 | 885,943 |
| 7 | Harry Potter and the Deathly Hallows(死の秘宝) | 198,227 | 1,084,170 |
全7巻の合計は約108万語。多読の金字塔「100万語」は、最終巻(死の秘宝)の途中で達成します。つまり「ハリポタ完読」と「100万語達成」はほぼ同じ目標です。
挫折ポイントは第4巻
表を見るとわかる通り、第3巻(約10.7万語)から第4巻(約19.1万語)で1冊の長さがほぼ2倍になります。物語も学園ものからシリアスな長編へ変わる転換点で、ここが最大の挫折ポイントです。逆に言えば、テンポの良い1〜3巻(累計約27万語)を走り切れれば、キャラクターと文体に十分慣れているので、あとは物語の力が運んでくれます。
挫折しないための3つのコツ
- 筋を知ってから読む — 映画や日本語版で内容を知っていると、多少わからない箇所があっても推測で進めます。「初見の感動」より「読み切る成功体験」を優先するのが多読流です。
- オーディオブックを併用する — 全7巻に音声版があります(再生時間は下の「Audible(英語版)で聴く」参照)。目で追いながら耳で聞くと、イギリス英語の固有名詞のリズムがつかめて読速が安定します。
- 造語を調べない — 魔法用語は辞書に載っていないものも多く、調べる価値がありません。文脈で「何かの呪文」「何かの生き物」とわかれば十分です。
Audible(英語版)で聴く - 全7巻の再生時間
ハリーポッターは全7巻とも、Audibleで英語版の朗読が聴けます。当サイトで照合したのは、俳優のStephen Fryが朗読したイギリス版です。
- 1巻152語/分8時間25分
- 2巻146語/分9時間43分
- 3巻148語/分12時間3分
- 4巻152語/分20時間54分
- 5巻148語/分29時間1分
- 6巻137語/分20時間31分
- 7巻138語/分23時間59分
読み上げ速度は全巻とも1分あたり140〜150語前後で、一般的なオーディオブックと同じくらいの速さです。やさしい洋書の朗読よりは速いので、いきなり音だけで聴くより、紙や電子書籍で文字を追いながら聴く「聴き読み」から始めるのが無理のない使い方です。1巻は約8時間半なので、1日30分なら2〜3週間で聴き終わります。
なおAudibleには、Stephen Fry版のほかに、複数の声優が役を演じ分ける「Full-Cast Edition」も配信されています。登場人物の声が分かれるので、会話の多い場面は追いやすくなります。
🔍 Audibleで「Harry Potter and the Philosopher's Stone」を探す →
他の洋書の朗読の速さと比べたいときはAudibleで英語学習 - 読み上げ速度データで選ぶ最初の1冊を参考にしてください。
まだ早いと感じたら
第1巻の冒頭で「1ページに知らない単語が5個以上」あるなら、先にB1レベルの本(Roald Dahl作品など)で語数を積むのが結局の近道です。B2の入口としては、ハリポタより文章が現代的なPercy JacksonやWonderから入る手もあります。
各巻の詳細データと読む順番はHarry Potterシリーズページをどうぞ。他のシリーズの総語数はシリーズ別総語数まとめにまとめています。
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